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FLIPFLAP 傑作の予感

当ブログでマンガの話題は初めてかなぁ。
不定期で購入しているマンガ誌があります。
それは、月刊アフタヌーン。
酔っ払った時に「おお振り」目当てで買うんですが(「おお振り」については別の機会に)

そんな理由で久し振りに買った今月のアフタヌーン。
そこで、すごいマンガに出会ってしまいましたsign01
ということで、今回はそのちぇん太が一人で大興奮しているマンガ「FLIPFLAP」を採り上げます。

作者は「とよ田みのる」さん、聞いたことなかったな・・・
絵は、うまいとは言えないかなぁ、ヒロインも「萌え」という感じでもないし、でも味はある。
うん、すごいあるsign01
線が太いんです。太い線の画はもともと好きなんです。
それと直線。定規は使っているだろうけど、微妙に歪んで見えます。わざとフリーハンドで書いてあるっぽいところもある。
ただ、それが手作りの良さ、みたいな味を出している。
この味のある絵、僕は好きです。

でも、この漫画をすごいsign01と思ったのは、表現力なんです。
どってことない、小さな出来事を、身震いするほど感動させる、その力に。
その場面を説明したいんだけど、理解しづらいと思うので、まずはストーリーの紹介。
といっても、僕も3話目しか読んでないから、中途半端だと思いますが・・・わかりづらかったらゴメンネ

「絵に描いたようにフツーな深町くんは、高校最後の日に思い切って山田さんに告白する。付き合うために山田さんの出した条件は、祖父の経営するゲーセンのピンボールマシンのハイスコアを抜くこと。
アメリカのピンボールエクスポに参加するため、深町くんは件のゲーセンで働くことに。そして半年後、深町くんは山田さん、イモリさん(店の常連のアンちゃん?)、山田さんの祖父の4人でエキスポに参加するのだった!」
ということで、今時レアなピンボールにからむ恋模様を書いたこのマンガ、この3回目はいよいよ参加したピンボールエキスポでの出来事が書かれています。

ハイスコアを記録したハイスコアラーの名前は「UFO」、しかし誰も(?)顔を知らない。
そのUFOさん、深町くんにとっては、見えない恋のライバルです。
山田さんと二人でミシガン湖畔を歩く深町くん、チャンスだ!しかし、UFOさんになぜこだわるのか聞いてみる深町くん。
そこで山田さんのせりふ。
「私はただ幸せになりたいのです。
私を震わせてくれるものを純粋に
楽しみたいのです。
UFOさんが見てるであろう”世界”を見てみたいのです。」
(こ、この女、ただ者じゃねぇsign01
そして、「UFOさんが好き」と言われてしまいます。深町、いと哀れ・・・weep

翌日、傷心の深町くん、一人で町のカフェへ。
そこでピンボールマシンを見つけます。それは例のハイスコアのマシンと同じです。
本場のハイスコアはどうなんだ、と見てみると、
(さぁここからがクライマックスですsign01
ハイスコアラーの名前は「UFO」!スコアもほとんど一緒。
これは同一人物と確信する深町くん、アメリカでの邂逅に運命を感じ、マシンに挑みますsign01
燃える深町sign01コインを入れる手に火花が散るsign01さぁスタートsign01

一方、深町くんを探す山田さん、イモリさんは、彼をカフェで発見。
その時、カフェは深町くんのプレイに沸きあがっていましたupwardright

イモリ「ゲ!なんてスコア出してんだ!!こりゃギャラリーもわくわ・・・」
山田 「違いますよ
    本気でやってる人間は、それだけで人を魅(ひ)きつけるんですsign03
(これまた名セリフ、つか山田さん、あなた本当は何歳なの?)

「素敵ですよー!深町さーん!」と呼び掛ける山田さん。
しかし、深町くんは「うるさい!」としか思わない。それだけ集中しているのだ。
でも、まだ足りない。
彼はもっともっと集中する。
「世界は俺とピンボールだけsign03
周りのモノはブラックアウトしていく。
ただ、ボールを追う深町。

そして極限の集中へ。
この一こまがすごいsign03
見開きで、黒のバックの真ん中に、色の反転したピンボールマシンと深町くん。
白抜きできらめく光が描かれ、他に音はなし、色もなし。深い静寂。
「・・・やっと
 やっと静かになった・・・」
周りに何もない、まさに彼とマシンだけの世界になっている。

次のページでは再び見開き。真ん中のマシンと深町くんの位置はそのまま。しかし、色が反転し周りも描かれ、そこに歓声が「ワアアア」と擬音で描かれる。
そう、彼はあの世界から帰ってきた。そして周りの盛り上がり!

すごいですsign03(僕の「一人、大興奮」もすごいですcoldsweats01 )
これ、そのまま動画にしたいです。
このままシナリオ、というか絵コンテになりますよ。
それぐらい、深町くんの辿り着いた境地、他に何も見えなくなるくらいの集中を表し、また、その場の興奮も伝えてくれる。
最後の歓声も、擬音がまるで本当に聞こえてくるようです。
これほど引き込まれるマンガも久し振り。
「うまいsign01」と思ったマンガも久し振り。
ホント、すごいsign03としか言いようが無いですよ、これhappy02

結局UFOさんのスコアには達しなかったので、まだまだ彼の戦いは続きますが、作者のとよ田さんには、これからもこのテンションで続けてほしい。
コミックが出たら、絶対買うsign01
とにかく大注目なマンガです。これから毎号買わなきゃ・・・

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コメント

ちぇん太さん、こんにちは、103です。
FLIPFLAP、なかなか面白そうですね。というか、ちぇん太さんののめりこみようがスゴイ。

小説と違い、コミックの場合はセリフと絵が一体になってその作品のすごさや面白さが表現されると思うのです。従って、ちぇん太さんがレポートしてくれた内容に加えて描画力を加味したらなかなか面白そう と思ったわけです。
うん、最近アフタヌーンはなかなか佳作ぞろいだと思っています。

あ、それから「大振り」は我が家でもブームです。特に中3の娘がはまって、部屋には大振りのカレンダーまであったりします...

投稿: 103 | 2008年4月16日 (水) 12時38分

10さん、こんにちは
このマンガ、ただの静止画でなく動く画、音が感じさせられ、感動しました。
自分もそれだけ引き込まれ、のめり込んでいるんでしょうねhappy01
マンガの表現力に迫れるよう、文章で頑張ってみましたが・・・なかなか難しいですねcoldsweats01

「おお振り」面白いですよね。今までに無い野球マンガだと思います。「FLIPFLAP」もあるし、しばらくは「アフタヌーン」ウォッチを続けることになりそうです。

投稿: ちぇん太 | 2008年4月17日 (木) 07時30分

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