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勝てばいいのか

今年の日本シリーズが昨日で終了。
中日が日本ハムを破って優勝した。
しかし、僕にとっては興味なし。中継を見たりもしなかった。
両チームともにまったく思い入れの無いチームだし。
それに最近の日本のプロ野球に対する興味は薄れている。

だから、「ふーん、そう」で済ますつもりだった。
昨日の9回の投手交代が無ければ、ブログで取り上げることもなかったろう。

8回まで日本シリーズ初先発の山井投手が相手を完全に抑えていた。
このまま9回も完全に抑えれば、日本シリーズで完全試合という(たぶん)史上初の快挙であった。
大リーグでもワールドシリーズでの完全試合は過去1例しかない。
まさにすごい記録だ。多くの人がその夢に酔ったことだろう。興奮したことだろう。
山井投手にとっても一世一代のチャンスであったはずだ。
ところが落合監督は、あっさりと抑えの岩瀬投手に交代させてしまった。

これでよかったのか。
ちまたでも賛否両論であるようだが。

優勝という結果になったのだからいいという意見も当然あるだろう。
山井投手から降板を申し入れたという話もちらっと聞いた。
しかし、僕が監督なら、少なくとも一人ランナーを出すまでは続投させただろう。尻を叩いてでも。
その結果、ピンチに陥ることになったら、その時に抑え投手をだせばいい。抑え投手も先発投手のチャンスを奪ってまで投げるつもりはないだろう。

落合監督の勝利至上主義は以前から言われている。確かに結果を出している。
しかし、どうだろう、勝てばいいのか?それだけでいいのか?

スポーツの勝敗を超えたところのドラマに、僕は魅力を感じる。
今回の交代劇で多くのファンが幻滅したことだろう。
日本のプロ野球は人気が落ちて危機を迎えているといわれるが、今回のことがまたファン離れのきっかけになりはしないか。
少なくとも僕はがっかりした。うんざりした。来年は今年以上に興味が持てないことだろう。

日本には「勝てば官軍」という言葉がある。嫌な言葉だ。
勝ち負けがすべてじゃない、
ファンが楽しめる野球をやってほしい、と僕は思う。

もう一つ。
「意気に感ず」という言葉がある。こっちは大好きだ。
最後に勝利を託されるクローザーは、もっとも「意気に感ず」るポジションだろう。
今回、岩瀬投手は果たして「意気に感じ」たのだろうか。
ぜひ聞いてみたいところだ。

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